最後の恋。

2006年12月20日 宝塚
『愛した人を手にかけて 命を養う 悲しい性』

タランテラは蝶に恋をするけれど、命を奪わずにはいられない。
蝶もタランテラに恋をするけれど、その結末には自分の死が待っている。

だから。

自分の性にうちひしがれて、タランテラは蝶を逃がす。
蝶を愛するからこそ。

でも、結局。
逃がされて命救われたはずの蝶も、死んでしまうんだよね。
タランテラを、愛する人を失って、絶望と悲しみで。

あんなに軽やかに踊っていた蝶が。
逃がされて、タランテラを失って。
重い足取りで去っていく。

なんて哀しい恋物語。

ここのコムちゃんとまーちゃん、幸せそうなんだよね。
互いに愛し合って踊っている時、本当に幸せそう。
途中でコムちゃんが自分の性に気がついてからは、
一気に哀しい表情になってしまうけれど。

コムちゃんがまーちゃんを抱きしめて。
まーちゃんの顔が、ぱぁっと笑顔になる所がとっても大好き。

あー切ないけれど、見てて幸せ。
大好きな大好きな一場面。

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